てくてくウォーク 里山歩き その4

「弘法山北麓(矢倉沢往還)を歩く」

11月6日(日)第4回てくてく里山歩きを行いました。今回は定番の弘法山ハイキングコースを少しアレンジした、弘法山の北麓を歩くコースです。秦野駅からの定番のコースは最初から浅間山・権現山への直登となり、低山とはいえ若くない我々には少しきつ過ぎると考え北側の麓を回りゆっくりと弘法山の手前の馬場道まで登るコースに設定しました。今回は事前の天気予報で雨の心配がなくしかも最高気温の予想が20℃ぐらいということで歩くには何の心配もありませんでした。

16名(ベイサイド2名、湘南1名、多摩田園1名、エンゼルあきちゃん1名、県央11名)の参加予定者が全員集合。各自食べ物・飲み物を調達、定刻の10時に出発となりました。秦野駅より数分歩いたところに有名な「弘法の清水」があり立ち寄る。秦野は地形が盆地になっているため至る所に湧水があります。しかし飲料できるところは数少なくなっています。「弘法の清水」は全国湧水100選になっており冷たくておいしい水が飲めます。ちゃんと柄杓も用意されていました。水無川と別れ浅間山登り口を右に見ながら71号線を北上、クリーンセンター入口の交差点より右折「富士見の湯」の前を通りいよいよ山道に入る。休憩所までは舗装路なので歩きやすいが意外と車が通る。休憩所で小休止した後山道に入る。女坂をゆっくりと上がると馬場道である。ここは権現山と弘法山の中間点の鞍部になっているところである。数分で弘法山に到着。今日は日曜日のハイキング日和ということでベンチが確保できるか心配であったが何とか確保し昼食をとる。ベンチが確保できずあきらめて出発するグループが大勢いた。気温が低めの上風が出てきて少し寒さを感じながらの昼食であった。

弘法山からは基本的に下り坂で、乗馬クラブの前を通り(今日は調教の姿は見られなかったが、厩舎につながれている馬は見ることができた)善波隧道のまえで集合写真を撮りながら246号線に出る。2,3分後矢倉沢往還の道標を見つけ右折する。246号線にほぼ並行して山際を矢倉沢往還が走っている。関東ふれあいの道9番でもあるのでこちらの道標のほうが多い。この道はまさしく古道の雰囲気であるが歴史的な記念物はまるで無い。足下に少し石畳があったかなと思われる痕跡があるだけである。愛鶏供養塚の少し手前で関東ふれあいの道が吾妻山のほうに右折する。矢倉沢往還はこのまま直進であるが愛鶏供養塚より右折吾妻山から下ってきた道にぶつかりそのまま峠を越える。東名高速道路の下をくぐるとすぐに鶴巻温泉の駅である。駅の手前に「弘法の里湯」があり、13時半足湯の前で解散。その後9名が温泉に、そのまま反省会となった。

歩き易い道であったが少し距離があったようで、大分疲れてしまった人も出た。もう少し距離や体力を考える必要があった。はんせい!

(2022/11 石川武司 記)

旧善波隧道まえ