てくてくウォーク里山歩き その7

「相模原公園 花しょうぶ鑑賞」

本年度より、県央の行事「てくてく里山歩き」を定例の春秋2回のほかに自然観察や歴史的な場所の観察なども加えるという決定を受けて、第1回目の試みとして花の観賞ができる標記のコースが設定されました。公園までバスで直行するのではなく、あくまで里山歩きの一部に花の観賞を組み入れるというコースです。

コース概要は相模線原当麻駅から公園下にある「せせらぎの園」まで住宅街を歩き、丘の上にある相模原公園前バス停より公園に入ります。このバス停までの区間が少し坂道になっています。公園内を外回りしてしばらく歩くと大噴水の上に出ます。フランス式庭園の絶景が見渡せ正面にグリーンハウス(大温室)が見えます。グリーンハウス内の展示物を観賞しさらに公園内を外回りで歩き水無月橋を渡り菖蒲園(水無月園)に到着。花しょうぶを観賞した後、ここから少し坂道を下り「せせらぎの園」に到着します。雨が降っているようだと「せせらぎの園」から数分で直接「水無月園」に行くことが考えられます。「せせらぎの園」は昔「フィッシュセンター」と言われた処で、道保川が流れ子供たちが川遊びできる人気の公園になっています。道保川沿いに気持ちの良いせせらぎの散歩道ができていて、川沿いにゆるゆると下っていくと相模線の線路にぶつかります。下溝の駅がすぐそばに見えます。「せせらぎの園」より約30分の道程です。

今回は花の観賞ということで日程を決定するのに難しさを感じました。最盛期が過ぎているよりは少し前のほうが良いだろうと考えたのですが、ホームページを見ても花の写真ばかりで日時が分かりません。気候変動の影響が考えられ、3年前の情報では日時は決定できません。公式ホームページのカレンダーが5月分までなので(しょうぶまつり)の日が不明のまま6月2日(日)に決定しました。9日(日)ではないかと考えたのですが、今回はたまたま正解となりました。

台風の影響で天候が安定せず決行するかどうか大いに悩みました。雨の中を強行して体調を崩される会員が出ては以後てくてくウォークが実行できなくなるかもしれない。予報が、弱い雨になり、午前中はあまり降らず午後には雨、雷雨も考えられると成りました。今回のコースは山道ではない。舗装道路ばかりを歩く。花は少し雨があったほうが生き生きとしている。コース距離が短い、ショートカットも可能である。雨の中を歩くのが嫌な方には事前に辞退していただいて決行するということになりました。大きな不安を抱いて当日を迎えました。

予想に反して雨は降っておらず、1名の欠席者がありましたが総勢9名で原当麻の駅を出発となりました。曇り空で厚さはなく快適なハイキング日和になりました。フランス庭園、グリーンセンター内の展示物観賞の後「水無月園」へ、見事な花しょうぶが咲いていました。生き生きと咲く様々な菖蒲の花を観賞の後「せせらぎの園」で昼食、せせらぎの散歩道をぶらぶらと歩いて13時予定通りに下溝の駅に到着しました。少し怪しげな風が吹き始めましたので駅にて解散となりました。13時半海老名駅に到着した時には雨が降っていました。

自然観察を組み込んだウォークを計画するのはなかなか難しいかなというのが今回の感想です。

(2024/6 石川武司 記)