ヤマト羽田クロノゲート見学!!

 11月27日(木)に羽田クロノゲートを見学しました。参加者は大場、鹿島、加藤、坂井、鈴木寿、鈴木弘、原、福山、別所、星野道、山口と会員外1名の12名で、13時20分に京急空港線穴守稲荷駅に集合しました。小さな駅ですが、羽田空港まで電車で2駅の位置にあり、近くにいくつかホテルがあることから、外国の旅行者が大きなトランクを引きながら何人も歩いていました。5分強の歩きで施設に到着。以前ここは荏原製作所があったところです。

 クロノゲートとは不思議な名前ですが、どうもギリシャ神話から取ったようです。「クロノ」とは時間の神クロノスのことです。ゲートは日本と海外の出入口ゲートウェイのことで、クロノゲートは造語です。

ヤマトの物流施設は全国に約80か所あり、羽田はその中で最大の施設とのこと。主に東京都と千葉県を受け持っており、近くに羽田・成田の両空港や東京港もある立地条件に恵まれ、陸・海・空物流の拠点になっています。

 先ず1919年創業のヤマトの概要説明を受けました。最初は百貨店等のトラック便から始まり、1976年のクロネコヤマト宅急便の開始が飛躍の端緒になったようです。羽田クロノゲートは2013年に開設されました。説明が終わり、物流棟内2階「見学者コリドー」の通路を通っての見学に入りました。荷物はトラックによって運ばれます。1階にある104ヶ所のバースに到着すると自動でコンベアーに乗って2階に運ばれ、赤ランプの点灯するスキャナーで行き先を読み取られ、合流コンベアーのセルに1個ずつ乗せられます。セルの大きさは縦58cm、横140 cmで合流コンベアーに対して直角に動作し、行き先別コンベアーに落とし込まれます。1時間の処理量は約4万8千個で24時間稼働、作業量のピークは午後8時とのこと。なお、ゴルフバッグのような大きなものは別のコンベアシステムで流れるようです。

 作業の全体はコンピューター制御で行われています。集中制御室は24時間モニターしており、機密保持のために普段はスモーク処理で中を見えなくし、スイッチで透明になるようになっていました。室内では見学時には3名のオペレーターがウォッチしていて、異常を見つけると現場作業員に必要な指示をして修正するようです。確かに、見学中に一つのセルに2個や、セルの間に1個の荷物が間違って乗っているのを見ました。ただし見学中にコンベアー室に作業員の姿は見られませんでした。集中制御室に入るにはICカードと顔認証が必要とのことです。

 ヤマトの事業所は世界24か国にあり、専用航空機を持って13便を運航しています。また事業は宅急便に限らず、契約メーカーの電気製品の修理や、契約医療機関の手術機器の洗浄とお客様への直接輸送を受持って時間短縮にも貢献し、さらに一部の製品の関税手続きや印刷業務も代行しているそうです

 1時間半の見学を終えて解散しましたが、一部の人は近くの穴守稲荷を参詣したようです。

(2025/12 山口安弘 記)