みかん農家へ援農に行って来ました!

 12月14、18日の二日間みかん援農が有りました。計画では13,14日に行う事になっていたのですが天候が思わしくなく13日は中止になりました。15日も雨の予報があり結局二日目は18日になりました。みかんの木の葉は濡れると中々水が落ちない様です。天候を読み農家の都合も確認し、アウトドアの行事の担当者は本当に大変だと思います。

 14日の参加者は湘南、多摩・田園からの参加者も含め12名でした。そして18日は7名でした、共に天気もまあまあで風も無く絶好の収穫日和でしたが、みかん畑はどうして傾斜地ばかりなのでしょうか、みかんにとっては他の木に邪魔されずに日光を十分に浴びる事で確実に結実でき明るい未来が保証され、また我々にとっても美味しいみかんが手に入り結構な事とは思いまが、熟年者の我々にとっては自身の身の確保も大変です、平地の作業とは大分違います。足腰が随分と鍛えられます。又落としますと足早に逃げ去ります。傾斜地だからみかんを選んだのか、みかんにとって必要だから傾斜地を選んだのかどっちなのでしょうか。それもこれもご先祖様の知恵なのでしょう。

 我々に任されたのは木からみかんを全部取ることです。木はそう高くはありませんがそれでも脚立を使わなければならない所も有ります。傾斜地で枝も茂っており脚立のセットが大変です。神様の取り分等と言ってはいられません。見た目多くは見えませんが収穫してみるとかなりの量になります。

 害獣としはハクビシン、ヒヨドリ等だそうですがカラスもつつきに来るそうです。一般的に害獣の被害は上の方は鳥、下方は獣だと思われがちですが結構下方も鳥のつついた痕が有ります。全部つついて食べてくれれば良いのですがほんのひとつつきで他に移ってしまった物が沢山有りました。鳥にとって選り取り見取ですから仕方ないかも知りませんが、収穫時見落としに注意が必要です。18日収穫分は道路に面しているせいか害獣の被害はほとんど有りませんでした。

 みかんの収穫は、みかん用のはさみを使います。先が丸くなっている物です、また収穫は二度切りします、(へた)が他のみかんの皮を傷つけない様にです。みかんの皮は傷つきやすく傷が有りますとそこから直ぐ腐りはじめます。

 18日の午後はみかんの選果をしました。選果後、直ぐ箱詰めし出荷待ちとなります、最終チェックでもありますのでかなり気を遣います。いずれにしても収穫は傾斜地、箱詰めは10㎏が多く、みかん農家もかなり重労働で大変と思いました。しかし2日くらいの援農ならば空気はいいし周りの景色は素晴らしいし、緑に包まれて何も考えずみかんの収穫に集中する、喉が渇いたらみかんを取って食べる至福の年の暮れでした。ここのみかんは甘みと酸味のバランスが良く、甘みばかり追求するブランド品よりよっぽど美味しいと僕は思います。

 ここで耳より情報?みかんの(へた)が小さい物がより美味しいそうです。来年も参加して美味しい地みかんを手に入れたいと思います。                                                                    

(2023/12 原 建吾 記)